真宗大谷派西敬寺

報土(ほうど)

①仏の浄土の一つ。菩薩が立てた誓願が完成される時、菩薩はそのかつての誓願に応じて独自の仏となることができる。その仏の住む所をいう。報身の浄土。②阿弥陀仏本願の成就によって立てた浄土。阿弥陀仏の願・行に報いて現われた世界。法蔵菩薩が、因位の四十八願の報いによって、報身になって住する阿弥陀仏の浄土である。受用土ともいい、仏が自ら楽を味わう自受用土と、その世界に住する衆生に法楽を受けさせる他受用土との二種に分けられる。極楽浄土のこと。(仏教語大辞典)