亡くなられた方は、最後、命と引き換えにご命日を残してくださいました。このご命日によって、私たちは亡くなられた方と再び出遭うことができるのです。どのような生き方をされて、どのように亡くなって行かれたのか、亡き人を偲びつつ私の「生死」の事実を見つめるのです。

　いつまでも生きることはできません。限りあるいのちをどのように生きていくのかしっかりと見つめたいものです。

　私自身、お恥ずかしいことですが、家族の命日をすっかり忘れていることがあります。どうぞこの命日のページを見ながら大切に一日一日をお送りください。（聡）